「HEART OF GOLD」 LIVE+STORY PERFORMANCE PERSONZ+原田美枝子+左右田薫2019/08/23

 

「HEART OF GOLD」‬
‪LIVE+STORY PERFORMANCE‬
‪PERSONZ+原田美枝子+左右田薫

 

【日時】10/14(月・祝) 開場15:30/開演16:30 ‬

【会場】ヒューリックホール東京 ‬
‪【料金】大人 7,500円(税込)/中学生以下 1,000円(税込)‬ 全席指定 ※別途ドリンク代

【お問合せ】キャピタルヴィレッジ Tel.03-3478-9999

【一般発売】チケットぴあ(Pコード:153-816)、ローソンチケット(Lコード:75664)、イープラス、CNプレイガイド、キャピタルヴィレッジ

 

 

 

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 OVERVIEW

PERSONZが2008年10月に発表した通算18作目となるオリジナル・アルバム『HEART OF GOLD』は〈架空のサウンドトラック〉をテーマにしたコンセプチュアルな作品だ。当時は発表こそされなかったものの、JILLはアルバム制作にあたってストーリーを思い描いたプロットを一気に書き上げたという。
その背景には、当時10歳だった愛娘の存在があった。子育てにいそしむなかで、JILLはふと娘の将来やこれから先の世界について考えた。
「私たちはすでにいないであろう世界、100年後の世界は一体どうなっているんだろう?」
100年先ともなれば科学が進歩して人間の寿命も延びているだろうし、あるいは生命維持装置みたいなものが発達して、もしかしたら娘はまだ生きているかもしれない。
JILLがそんなことに思いを巡らせたのは、彼女が父母を亡くしたときに自身のルーツを辿るべく役所で戸籍を調べ、自分につながる数々の見知らぬ血縁の存在を知ったことも大きいという。
見知らぬ先祖、見知らぬ末裔。その流れのなかで人々は今この瞬間を懸命に生きている。
そんな普遍かつ不変の事実に行き着いたとき、JILLの頭のなかでは過去と未来を生命のバトンでつないでいく〈勇敢な心〉を持った女性の物語が浮かんだに違いない。また、ヒロインの曾祖母であるグランマを自身の娘と重ね合わせたことで、未知の未来の末裔たちの物語は俄然リアリティと親近感を帯びたものとなった。

 

あれから10余年。元は映画館だった有楽町のヒューリックホール東京でライブをやる機会を得たPERSONZは、この会場を使って結成35周年に相応しい特別なパフォーマンスをやりたいと考えた。それがアルバム『HEART OF GOLD』でJILLが思い描いた物語をまるでひとつの映画を観るように伝えようとする試みだった。それもライブと芝居と視覚効果で複合的に物語を具象化するという画期的なトライアルだ。
白羽の矢が立ったのは、女優の原田美枝子とイラストレーターの左右田薫という旧知の盟友だった。
長谷川和彦監督の『青春の殺人者』や黒澤明監督の『乱』、平山秀幸監督の『愛を乞うひと』など数々の作品でその存在感を遺憾なく発揮し、日本を代表する女優として40年以上にわたり第一線で活躍し続けている原田は、ストーリーテラーとして物語全体を牽引する。
MTVやバドワイザーなど数々のグラフィックを手がけ、サマーソニック大阪にライブペイントで出演するなど、早くから野外フェスにアートを取り入れた第一人者である左右田は、その記名性の高いイラストレーションで物語に視覚的な生命を吹き込む。

 

PERSONZのライブアクト、原田美枝子のパフォーマンス、左右田薫のイラストレーションが三位一体となって表現するのは、核戦争後に荒廃した近未来の地球で生きるヒロイン、ヴィーの半生だ。対照的なふたつの都市の栄枯盛衰を物語の軸に据え、抑えきれぬ初めての恋心、揺るぎない家族との絆、愛する人との別離とそれを乗り越える克己心などがヴィーの視点で描かれる。
どれだけ時代が移り変わろうとも、誰かを助けようとする無心の愛、困難に立ち向かう勇気を持つ力、希望ある未来を信じる〈黄金に輝く心〉を持ち続けることが大切なんだ。それは見知らぬ先祖も見知らぬ末裔も、そしてわたしたちだって同じこと──そんなポジティヴで力強いメッセージがこの物語には込められている。
生命のバトンは未来に託され、魂のリレーは後世へと引き継がれていく。ライブとストーリー・パフォーマンスが融合した『HEART OF GOLD』は、バトンを抱えて全力疾走を続けるすべての人たちに捧げた大いなる人間讃歌である。
PERSONZから手渡されたバトンを、あなたはどう受け止めるだろうか。

 

 

STORY

西暦2099年、現代から80年後の人類。
核兵器と電磁パルス爆弾による戦争は環境汚染と治安悪化の傷跡を残し、地球は変わり果てた姿に。人々は生き残るために物資や資源を力尽くで奪い合うサバイバル時代へと突入する。
舞台は、光と影のように対を成すふたつの世界。あらゆる災いが置き去りのままの荒廃都市・ロストシティ、富裕層が創り上げた理想郷・ドームシティだ。
ドームシティ内のセーフティドームとして機能するアークノアで生まれ育った少女・ヴィーは、遺伝子研究所の所長である父親のセイヤと共にバーチャルな生命維持空間で何不自由ない生活を送っている。セイヤと同じく遺伝子の研究をしていた母親は、ヴィーがまだ幼い頃にセイヤとの諍いが原因で家を飛び出していた。
ある日、曾祖母のグランマからプレゼントされたビーズアイという蜂の形をしたドローンで遊んでいたヴィーは、ロストシティの砂丘でカイという少年と出会い、生まれて初めて恋心を抱く。
カイはヴィーにドームシティが都市ぐるみでひた隠しにしている〈ある行為〉を告げ、まだ見ぬドームシティへいつか行くことを誓う。
その後、再会を果たしたカイとヴィーはロストシティーの抜本的な改革に着手、街の環境と人々の暮らしを飛躍的に向上させたが、ふたりの幸せは長くは続かなかった……。
対照的なふたつの都市の栄枯盛衰を背景に、ひとりの女性が逞しく成長しながら過去と未来を生命のバトンでつないでいく勇敢で壮大な物語だ。

 

文:椎名宗之

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